第17回 英語表現を豊かにするための取り組み(3)〜関係代名詞
今回は、英語表現を豊かにするための取り組みとして、関係代名詞にトライしてみたい。
英作文では使えても、なかなか実際の会話で使うのは難しくて、まだ発展途上なんだけど、コツはつかんできたように思うので、やや舌足らずなかんじになるかもしれないが書いてしまおう。
■ 概要
関係代名詞は、which, who あるいは that を使って、分詞と同じように名詞を後ろから修飾し、分詞では表現できないより柔軟な使い方ができる。
例えば以下の文を見てみよう。
I have a friend who worked at the company.
「(過去に) 働いていた友だち」と言うためには、現在分詞では表現できない。
そういう意味では、分詞は使わず関係代名詞だけで作文することも可能だけど、個人的に分詞が好きなので、分詞で表現できないことは関係代名詞を使う、という風にしていきたい。
■ 詳細
具体的なトレーニング方法は分詞のときと一緒で、シンプルな文をまずつくって、それを関係代名詞を使って拡張していく。
修飾される主体が人 (動物の場合も)なら上の例文のように who を使う。
I have a friend.
↓
067. I have a friend who worked at the company.
一方、主体が人でないなら which あるいは that を使う。
I like their playing style.
↓
068. I like their playing style which feels like they are always burning their own lives.
"playing style"が好きだということだけじゃなく、どういうところが好きか、ということを伝えられる。
who には所有格の whose、目的格の whom があるけど、使用頻度は低いし、whom に至っては、口語なら who に置き換え可能なので、忘れてください。
ただし、前置詞と組み合わさる目的格の場合はちょっと注意が必要なので、そこだけ例文をつくって確認しておこう。
069. Who did you go there with?
末尾の with を忘れないように。
which と that の使い分けについては、以下の記事が面白い (参考になるかどうかは別として)。
thatとwhichとwhoの違い | 英語 with Luke
もういっこ、関連してついでに what もやっちゃおう。これは覚えておくべき表現。使用頻度高いし、例文もたくさんつくれるんじゃないだろうか。
070. I'm sorry, but I didn't catch what you said. / あなたの言ったこと
■ まとめ
- who, which は分詞より柔軟に使える
- whose, whom は後回し
- what 超便利
次回は「英語表現を豊かにするための取り組み」シリーズ最終回で副詞について書く予定。